37。短編の沼2

お久しぶりです。Ryoです。

 

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先日上げた短編について書いた36。のブログがかなり多くの方々に読んで頂けた様で凄く驚いています。

 

短編に関心を持っていらっしゃる方が想像以上に多い事を感じました。

 

私ごときのブログを読んで下さってありがとうございます。

 

前回のブログに書ききれなかった事を今回は書いていこうと思います。

全部は書けないので画像についてのみです。

 

前回同様、気が向いたらお読み下さい。

又、あくまでも私個人の考え方です。

 

 

 

 

 

 

 

 

一度使った画像は二度と使わない。

その理由は前回載せたものの他に2つあります。

 

TLを眺めた際、目が向くのはツイート文よりも画像なので、同じ画像で書くと読者が別の短編だと気付かない恐れがありそうだから。と、

 

私の性格が「妥協しがち」で同じ画像で複数書けるという状況下だと真面目に考えようとしないからです。

 

妥協を自分にさせない様に

「同じ画像は使えない = この画像で短編を書けるチャンスは一度きり」

と考えて短編を書いてます。

 

 

 

 

 

続いて、画像を選ぶ際に考える事(どんな画像を選ぼうとするか)です。

 

私は

・「日常的で自然な短編」に相応しいもの

・前回記述した「組み合わせ」の自由度が高いもの

この2つを満たす画像を選ぼうとしていて、以下の項目で選別します。

 

 

 

 

①目線で選別

 

カメラ目線は「画像の手前側に居ると思われる描き出す主人公(又は読者)と目が合っている」と考えるのが普通ですが、

 

私は目が合えば会話は自然発生すると考えているので目が合っているのに会話が無ければ不自然に思ってしまい、カメラ目線の画像で短編を書く場合には会話を入れなければいけない気がしてしまいます。

 

会話という縛りが無いと感じるので、カメラ目線ではない方を選ぼうとします。

 

 

②距離で選別

 

画像を見た時に感じる被写体との距離は、イメージする物理的な距離がそのまま関係性の距離に反映されると考えています。

 

人間は相手によって踏み込める心の距離に差があります。物理的な距離もです。

 

被写体のドアップの画像は、かなり親しい関係性の家族、彼女、幼馴染あたりに限定され、見ず知らずの人や職場の同僚などでは成立させられず、

 

また、そんな顔を近づけた状態での会話は、大体が同じ様な愛の囁き(?)的なものになりがちで私の様な発想力の乏しい人間にはバリエーションを増やせません。

 

遠過ぎるものも同様に名前を叫んで呼ぶ場面になりがちであり、また距離が遠い状況では画像の写りも悪く被写体を判別し辛くなります。

 

これらの事を踏まえ、場面の幅が広くなる、近過ぎず遠過ぎずな距離がある画像を選びます。

 

 

③服装で選別

 

被写体が日常的で一般的な服装(化粧)のものを選びます。

 

イベント事の時にしか現れない和服姿やコスプレの場合は、あまりにもコスプレ感のキツい感じであれば除外します。

 

歌の衣装についても、被写体のメンバーを短編内で自然に表現すると「本人」以外無さそうなので除外します。

(本人との恋愛を裏方で秘密裏に…みたいな場面であれば逆に自然ですが)

 

下着姿はやたらと卑猥な感じが出てしまい事前事後付近の場面に、水着姿も海やプールといった水周りの背景でなければ不自然になりそうという事でほぼほぼ除外します。

 

 

 

④ポーズで選別

 

基本的にポーズをとっている画像は除外します。

 

ピース等のポーズには、それ自体に非日常感があり、日常の中で自然にポーズを取る場面を考えると写真撮影時の場合がほとんどで、他の項目と比べても極端に場面が限定されます。

 

よって、被写体が明らかにポーズを取っている画像は除外します。

 

 

⑤背景で選別

 

「日常」が念頭にあるので日常感のある背景のものを選びます。

 

非日常感のある握手会会場内の隔てや何も無い壁等は、前回のブログに記述した「組み合わせ」を行おうにも、写っている背景と短編に織り込む人物や場面の背景とを掛け合わせる事がかなり困難の為、ほぼ除外します。

 

写っている背景の種類の他、ピントの合い具合も考慮します。

 

A.見た瞬間に

何が写っているかが直ぐわかるもの

 

B.ピンぼけしているが

何が写っているかが判別できるもの

 

C.完全にピンぼけしてて

何が写っているかわからないもの

 

短編の文章に起こす場面の人物と背景の割合が変化するのでこの三段階に区分してます。

 

先述した人物との「距離」と同じく背景にも「距離」があり、ピンぼけがキツくなる程遠く、はっきり見える程近い背景です。

 

短編に起こす場面内の背景の重みというか、背景が近いもの程その背景ならではの短編にする方がより自然になると考えています。

 

画像を「主人公(読者)の視野」としてみる。と言った方がわかりやすいでしょうか。

 

その場面に於いて、メンバーだけを見ている(背景に意識が向いていない)か、それとも景色全体を見ている(景色の中にメンバーを見ている)かの違いに近い感じです。

 

画像内の背景と人物に明らかな異質感や違和感(その場所に服装がマッチしていない等)が無ければABCの選別に差はありません。

 

 

⑥文字

 

文字が入っていると短編の文章と画像の、言わばシンクロ率が落ちる様に感じるので文字の入っていないものを選ぶ様にしていますが、

 

現在はアプリで文字を消す事が可能になったので短編に使いたいなと思ったら根気よく消してます。

 

消せそうにない場合は除外します。

 

⑦画質で選別

 

あまりにも画質が粗いとリアリティが阻害され、短編自体の質も落ちる様に思える為除外します。

 

一度しか書けないので画質は特に良いものを選ぶ様にしています。

 

 

⑧モバメ画像

 

言語道断で除外対象です。

間違えて使用した場合は、判明した瞬間に短編を即削除します。

 

 

⑨完全画像

 

2年以上短編を書いてきて、出逢ったのは2枚程の画像としての完成度が他の画像とはまるで違っていて、かなり良い画像であるのに短編に使用出来ない画像です。

 

文章を寄せ付けないというか、「組み合わせ」を行うとどんな組み合わせにも対応できる様でどの組み合わせにもマッチしてくれません。

 

「0字短編」とも言えそうな、その画像だけで全てが完結していて、短編を書こうとした事を申し訳なく思う程完璧な画像です。

 

選んでも使用出来ないので除外します。

 

 

 

以上の9つの項目で選別しています。

 

同じ画像を使わない様にしているので、書けば書くほどこれらの選別で選べる画像が減って来ている様に感じています。

 

画像を探すだけでも一週間悩む事もしばしば。

 

やっぱりこだわり過ぎなんでしょうか…

 

 

 

 

読んで下さってありがとうございます。

 

他の事についてはまた機会があれば書こうと思います。

 

それでは。