42。隙間産業(沼5)

こんにちはこんばんは。

Ryoです。

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何やら妄ツイ界に不穏な空気が漂い始めた今日この頃。

 

今回は短編の場面について書きます。

或る画像を見て考える特定の場面ではなく、前提となる属性の様な場面についてです。

 

 

 

 

私が目指し、理想とする「日常的」な短編。

 

この「日常的」というのがそれにあたり、具体的にどういうものかを書こうと思います。

 

 

辞書に載っている「日常的」の意味は「普段よくある様」等ですが、私が短編に起こしたい「日常的」の意味は少し違い、

「場面と場面の隙間の場面」

という意味で捉えています。

 

 

 

 

少し前、かの有名なチコちゃんが

「歳を取ると時間が速く進む様に感じるのは、物事に対して感動しなくなるから」

と言っていました。

 

経験済みの事には、脳が感動も記憶もしなくなり結果的に時間が速く過ぎたと錯覚する現象に陥るんだそうです。

 

 

「隙間の場面」とは正にこの

「脳が感動も記憶もしなかった場面」を指し、

 

中長編で例えるなら、起承転結で描かれたプロローグやクライマックスやエピローグではなく、

「描かれなかった場面」

「描く価値のない場面」

に該当します。

 

(「場面と場面の隙間の場面」の

“ 場面と場面 ” の部分は

“ 記憶に残る様な感動した二つの場面 ”です。)

 

短編を書くのだから、中長編では描かれない場面である方が良いですよね。

 

 

記憶も感動もせずただ過ぎてしまった場面だからこその自然な場面がそこにあり、

中長編で描かれなかった場面にはその中長編の隠れた別の面が見えてきます。

 

こういった理由から私は「日常的」な短編を書こうとしています。

 

 

 

記憶せずただ過ぎてしまった場面。

確かにあったはずの忘れ去られた、記憶と感動を繋ぐそれを短編として掘り起こす。

 

忘れてしまっているものを思い出す事は難しく、だから余計に「日常的」な短編を書く事は難しいんでしょう。

 

あくまでも私の理想なので、今までにそれが出来た短編はほとんど無い様な気がします。

 

 

 

 

…また訳の分からないブログを書いてしまいました。短編ばっかり書いていると可笑しな所をディープに考えてしまう様になるんでしょうかね…

 

たぶん私だけでしょうけど…

 

 

また書きます。

 

それでは。

41。iPhone その2

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こんにちはこんばんは。Ryoです。

 

結構前にiPhoneの機種変更についてブログを書いたその後ですが、

iPhone6splus、あのブログを上げた翌日の朝に天に昇りました()

 

ほんとタイミングよく逝ってしまわれたので逆に笑いました。

 

とはいえ急だったのでゲームの引き継ぎやらが出来ないのはマズイって事で非正規品のバッテリーに入れ替えて(5000円)修理し、滞りなく現在のiPhone12に機種変更致しました。

 

アクセシビリティを駆使しないとユニエアが若干不便になってしまう点が12に変えての唯一の後悔ですね。

 

 

話は少し変わって、iPhoneのケースの話。

 

 

iPhoneを機種変更をすると大体の人がケースを新調すると思いますが、私もその1人です。

 

 

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こんな感じのとりあえずありふれたシンプルなデザインのものにしましたが、どうも気に入らない。

 

前にも書きましたが、iPhoneのカメラレンズ付近のデザインが本当に嫌いなんですよ。

だからレンズ付近がスッキリしてくれる様なデザインじゃないと納得しないし気が済みません。

 

 

今一般的に売られているiPhone12のケースは画像のものの様に、レンズ部分が四角い穴になっているものが大半です。

 

そして、12と12proどちらでも使える「兼用」。

この「兼用」というのが曲者で。

 

12proのカメラレンズ付近の四角いでっぱりのサイズは、12の四角いでっぱりよりも若干ですが大きいので、

12をケースに入れると、でっぱりの周囲に少し隙間が出来るんです。

 

この隙間が!この隙間が嫌!ってなるんです私。

ジャストフィットじゃないとダメなんです私。

 

そこで12「専用」のケースを探す旅に出ました。(ネットサーフィン)

 

が、どこのメーカーもバカの一つ覚えみたいに「兼用」。大したデザインでもないくせに一丁前にコスト抑えたものばっかり。(言い過ぎ)

 

うんざりして諦めかけたその時、遂に最高の「専用」ケースに出逢いました。

 

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こちらのMYNUS様の12専用ケース。

発売されたのは2021年3月31日。

ついこの間発売されたばかりです。

 

出逢えたのは本当に嬉しかったです。

 

このケース、控えめに言って最高です。

 

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あのごちゃごちゃした腐れデザイン(酷い)のレンズ付近がこんなにスッキリ。

 

このジャスト感。このフィット感。

堪りません…(酔)

 

そして何より、薄い。激薄です。

一応樹脂製ですが、周囲をカバーする部分はiPhoneを嵌める際に割れてしまうんじゃないかと思った程ペラペラです。

 

こんなに薄いので、ケースを嵌めた状態のサイズは裸状態とほとんど変わりません。

 

他のケースは落下時の衝撃吸収を目的としてゴツいですが、落下させない人からすればそのゴツさは無駄。

その無駄を省く事で必要最小限のサイズに作られている事。実に素晴らしいです。

 

カラーは

手触りがしっとりの黒、

手触りがツルツルの白、

私がチョイスした手触りが「ザラザラ」のサンドグレーの3色。

 

サンドグレーの手触りは河原に落ちている石の様な感じです。目の細かい紙やすりみたいな。

 

私は指紋が付きやすい体質なのですが、このサンドグレーは全く指紋がつきませんし、ずーっとサラッとしたザラザラの手触り。

 

癖になるザラザラなので勤務中に何度も触ってます。()

 

値段は平均価格から言うと少し高い気がする、

税込4620円。

 

私は買う前は高いと思いましたが、使用してる今はむしろ安いと思ってます。

それぐらい素晴らしいケースです。

 

 

 

なんか…またデザインに煩いブログになりましたね…

 

とりあえず出逢ったケースが最高過ぎて、皆さんに知って貰いたかっただけなんです…

 

また書きます。それでは。

 

 

 

 

 

 

 

40。文章(沼4)

こんにちはこんばんは。

 

短編について書いたブログだけしか読まれない事でお馴染みのRyoです。←

 

豚もおだてりゃ木に登るとはよく言ったもので、最近やたらイキってブログ書いてしまってます。

 

すいません…

 

 

 

今回は私の短編の文章の作り方を書いていきます。

 

 

 

 

先ずはよく界隈で取り沙汰される「語彙力」についてですが、私は語彙力が皆無と言っていい程乏しいと自覚しています。

 

本を読んだり、いろんな人と会話したりすれば自ずと語彙力のレベルは上がっていくのだそうですが、本は読まないし、人との会話も鬼苦手という私の語彙力は小学生レベルです。

 

ブログを読んで下さっている方なら、至る所が同じ様な言い回しばかりになっている事にはお気づきだと思います。

 

そんな私でも短編の文章が一応文章として成り立っている(?)のは「文章力」の一部に含まれる、「ロジカルシンキング(論理的思考力)」を多少意識し、

 

・「動詞」や「形容詞」等の10種の品詞

・「未来」「過去」「現在」の時系

 

この二つを正しく掛け合わせて読み手にわかり易く、伝わり易くしているからだと思います。

 

 

品詞の内、特に

・「だから」「けれど」等 の「接続詞」

・「が」「を」「に」等  の「助詞」

この二つは目に付きやすい「名詞」「形容詞」「動詞」等よりも気を付けています。

 

この二つが文章の中で狂うと、伝えたい事が伝わらなくなったり、間違った解釈を与えたりしますし、下手すると文章として成り立たなくなるので。

 

…普通の日本語の説明になってますね。笑

 

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「私は金村美玖の事が好き。

 けれど金村美玖はアイツの事が好き(泣」

 

「私は金村美玖の事が好き。

 だから金村美玖はアイツの事が好き(泣」

 

少し極端で私情を挟んだ二つの例文を挙げます。

(一見後者の文章に違和感を感じると思いますがスルーして下さい)

 

接続詞の変化によって金村美玖の心の中が変化した事がわかると思います。

 

前者は素直にアイツの事が好きなんだろうと感じ取れますが、後者は私の事を嫌っている様に感じ取れます。

接続詞が変わっただけで、金村美玖のキャラクター(読者の印象)が大きく変化しています。

 

逆に、接続詞を変えるだけで読者の受け止め方を大きく変える事が出来るとも言えます。

 

 

こんな風に僅か数文字の変化で微妙なニュアンスも変わり、短編全体に大きな影響を及ぼすので、接続詞や助詞のみならず、品詞全ての一文字一文字に気を配っています。

 

 

 

ここから具体的な文章作成時の行程を書いていきます。

 

基本的には不要なものを削除し、品詞の順序や種類、または文章自体の前後関係を変化させる事で文字数と風合いを調整する感じです。

 

 

 

 

「私は金村美玖の事が好き。

 けれど金村美玖はアイツの事が好き(泣」

 

先程挙げた前者の方の例文、改行込みで31文字。

真っ先に削れる所はダブっている名詞「金村美玖」の片方。

 

と思われがちですが、この文章であれば金村美玖の画像を使っているでしょうから、二つの「金村美玖」は全削除。

以前のブログに書いた「被写体の名詞はほぼ不要」の部分に当たります。

 

一気に8文字が消え、

 

「私は    の事が好き。

 けれど    はアイツの事が好き(泣」

 

ぽっかりと文章に穴が開きますが、このままだと登場人物の数が3人である事を伝えられない為、金村美玖を指す別の名詞を入れ、それによって穴を埋めて同じ意味の文章にします。

 

別の名詞は組み合わせによって連想した金村美玖の肩書きを代名詞として組込みます。

 

同じ意味の文章とは

「私→金村美玖→アイツ」

の方向に恋心が向いたこの状況を表現する文章の事です。状況を崩さずに作り替えます。

 

「アイツを好きな彼女を私は好き。」

 

たぶんコレで同じ状況が伝わると思います。

文字数の削減で15字になってます。

 

この書き換えた文章を採用したとして、微調整を行います。

 

「アイツを好きな彼女を…私は好き。」

「アイツを好きな彼女を、私は好き。」

「アイツを好きな彼女を私は…好き。」

 

句読点を1文字だけ入れたバリエーションです。

このぐらいを一旦考え、また文章を作り替えます。

 

「私は好き。…アイツを好きな彼女を。」

「…私は好き。アイツを好きな彼女を。」

 

倒置法というやつですね。

作り替える前と同じ意味でありつつも、文章内の単語や一節の前後関係を入れ替える事で重要視される部分が変化します。

 

 

 

「アイツを好きな彼女を…私は好き。」

「私は好き。…アイツを好きな彼女を。」

 

どちらも切ない文章ですが、切なさの度合いが倒置法によって増している様に感じます。

が、文字数は1文字増えています。

 

選ぶとしたら、私は文字数よりもどちらが短編に相応しいかで選び、後者を選択します。

 

この文章で伝えたいものが「私の好きという感情の強さ」と「それ故の辛さ」だからです。

 

そしてまた作り替えと微調整を複数回繰り返し、

 

「私は好き。

 ……彼女がアイツを好きだとしても。」

 

結果として8文字削減されたこの23文字に落ち着きます。

 

文章はあくまでも本質が第一で、文字数削減は二の次。短編の文章は削るものでは無く、洗練するものだと考えているからです。

 

 

 

行程を簡単に書きますと

 

状況の簡略化

基本文章作成

作り替え

↓  ↑(ループ)

微調整

↓  ↑(ループ)

確認(読み返し・客観視)

完成

 

こんな感じで文章を書いてます。

 

どうやっても140字に収められない場合も少なからずあります。その場合は全部を一旦白紙に戻し、改めてゼロから考え直します。

 

無理矢理文章を押し込めた様な短編は経験上、酷い有り様になるので。

 

 

 

 

また長々と書かせて頂きましたが今回は以上です。

 

 

あ。それと

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今朝フォロワー数が3000人になっておりました。いつもありがとうございます。

 

桜前線の様なゆったりとした私のフォロワーさんの増え方が結構好きです。

 

再開発に取り残された区画の片隅で細々と経営してる知る人ぞ知る老舗みたいな垢ですが、今後ともよろしくお願い致します。

 

また書きます。

 

それでは。

39。境界線(沼3)

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こんにちはこんばんは。

 

最近妄ツイの事ばかり書いていますが

今回もです。

 

 

短編に関する事をまた。

お腹いっぱいの方は読むのをお辞め下さい。

今回の内容は特に分かりづらいです。

 

 

 

 

 

 

以前書いた短編の物体と時間と関係性の組み合わせは無限にあると思っていますが、

 

その組み合わせによって描く短編の世界観に至っては、種類は無限にあれど「境界線」が存在していると私は考えています。

 

 

 

 

 

 

私の短編の世界観は、組み合わせを考え物体や時間や関係性等を織りまぜて理由(原因)を想像していきながら作るもので、画像の被写体が「赤い服を着ている」場合を例とすると、

 

(画像) 赤い服を着ている

①↓その理由

(連想)兄が買ってくれた

②↓その理由

(連想)被写体の誕生日だった

 

こんな風に(自然な)理由または原因を思い描き、その画像となった理由を段階を経て探っていくのですが、この段階に私の考える「境界線」があります。

 

 

 

 

 

世界観は作品の厚みや重さがグッと増す為、深く作り込んだ方が基本的には良しとされますが、妄ツイに存在する長・中・短編の3種の内、短編だけは深く作り込み過ぎない方が良いと考えています。

 

140字という限られた文字数の枠内では書き切れないというのももちろんありますが、短編に於ける世界観は深ければ深い程読者に伝わり難くなっていく様に感じられるからです。

 

 

 

読む側が表現された文章を読んでいく上で、書き手が世界観を構築する際に複数経た段階をスルッと読み取れる境目が私の言う「境界線」です。

 

もっと簡潔に書きますと、

 

書き手側が読み手側に伝えられる世界観は、

境界線の内側までの世界観。

 

と言ってもまだ伝わっていないでしょう…

 

もう一つ例を挙げます。

私が以前書いた

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この短編の世界観作りの過程は、

 

 

「冬服を着て海を眺めている」

 

⓪↓分割    ⓪’↓分割    ⓪”↓分割

冬服を着て   海を      眺めている

①↓理由    ①’↓理由    ①”↓理由

彼氏が貸した  デートで来た  遊び疲れた

②↓理由    ②’↓理由    ②”↓理由

海風で寒い   思い出の場所  一日中デート

③↓理由    ③’↓理由    ③”↓理由

薄着だった   出逢った場所  彼氏彼女

④↓理由

車内に居た

 

 

確かこんな風に組み合わせで浮かび上がるものとの整合性をとりつつ、分割した別ルートの理由同士もリンクさせながら作り、最終的に理由となったものを使って締め文(結果文)を作ったと記憶してます。

 

この短編では理由となったものを文章に起こしているので4段階目はかろうじて境界線内ですが、もし文章に起こさなかったら2段階目が境界線内になります。

 

 

短編内の事象の理由(となる一節)を書き手が書かなかった場合、その部分を読み手側で考えて貰う訳ですが、読み手側それぞれに個人差が生まれ、3段階目ともなると読み手側の考えた理由は一気にバラつき、書き手側が伝えたい世界観から離れてしまうのだと思います。

 

・敢えて理由(原因)を書かない短編

・理由という理由をほぼ全部書いた短編

 

この2つを何個も書いていると明らかに後者の方がいいね数が多くなる事が伺えました。

 

どうしてそうなるのかと原因を色々考えました。文章の良し悪し、更新時間帯、被写体メンバーなどなど。

どれも当てはまる気がしましたが、もっと根本的な何かだろうと思い、そもそも伝わっているか伝わっていないかの差だと考えました。

 

伝わっていないのなら、良い短編なのか悪い短編なのか読者は判断のしようがありません。

結果的にいいねを押す事を躊躇われて前者のいいね数が少なくなるのでは?と。

 

 

以前のブログに書いた

「初見で読者が一発でイメージ出来る文章」

「短編を書き上げてから客観視する」

はそれを考えた上での産物です。

 

 

とはいえ、「境界線」など所詮私が感じただけの無いに等しいものであり、いいねが少ないから何なのだと思いもします。

 

敢えて理由を書かなければ読み手側の考えのバラつきによって、一個の短編から無限に生まれ得る長編の一端になります。

 

 

一応結論として、境界線によって短編は大きく二つに分かれ、

 

境界線内で書く 

→・伸びやすい短編になりがち

 ・世界観は書き手主体

 

境界線を越えて書く

→・伸び難い短編になりがち

 ・世界観は読み手主体

 

たぶんこんな感じです。

 

 

理由を書かずして世界観を表現し、書き手の考えたたった一つの世界観をどの読者にも全く同じ様に伝える事が出来る短編を書ける人がもし居たら、その人は本物の天才でしょうね。

 

 

ここまで私の戯言にお付き合いいただき、

ありがとうございました。

 

また書きます。

それでは。

38。作風という呪い

こんにちはこんばんは。

Ryoです。

 

今回のブログは作風についてです。

 

 

 

長く妄ツイ界隈にいるので、今までいろいろな作品に出会ってきました。

 

純愛、コメディ、サスペンス、ミステリー、スポーツ等々、多くの妄ツイ師によってかなり妄ツイは多様化し、未だ書かれていないジャンルはもう無いのではと思える程界隈に作品が溢れています。

 

そういった中で作風を感じる事もあり、そういえば私の作風については書いた事が無いなぁと思いこのブログを書こうと思いました。

 

 

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皆さんは作風の意味、

「作品の傾向や特徴」

「作品に現れた作者の個性や手法」

この2つをご存知かと思いますが、

 

恥ずかしながら私、2つ目の方の意味を知りませんでした(国語弱者)

 

その為、自分で自分に呪いをかけていた、というバカ話が今回のブログの内容です。笑

 

ちゃんと勉強しておけば良かったと反省しております…

 

 

 

作品の傾向を揃えようとシリアスで感動的なものばかりを書こうと思ったのは「声」が少しバズったからです。

 

それ以降、書くもの書くもの全部おんなじ感じになって自分的にも面白くないと感じ始めました。

 

それでも私らしい作品の方が良いと練るんですがもうその時点でつまらないという…

 

あぁ。センス無いなぁと何度も思いました。

滞ったフォロワー数は減り始めるし、かといって出せる作品など有りはしなくて。

 

行き詰まった時期がこの頃で、呪いにドップリ浸かっちゃってます。笑

 

同時期に妄ツイを始めた方々は新しい作品を次々と世に出し、新しく始めた方々も才能の塊の様な方ばかり。

 

その中に小さく埋もれていく自分。

キツかったですね。

 

どうして辞めなかったんでしょうかね。

不思議です。

 

そして短編に出会い、作品の傾向ではなく書き方の傾向を揃える方向にシフトし、呪いの長いトンネルを抜けました。

 

苦手だったイチャイチャ系もえっちぃ系も書いてみようと思ったのは当時の私が相当溜まっていたからでしょう…

 

作品の傾向を揃えなくなった事で私の短編にはコンセプトらしき物も生まれました。

 

 

場面は全て変え、多くの読者を満足させる短編ではなく、読者それぞれ1人1人にたった一つだけで良いからめっちゃ好きだと思って貰える短編を書く。

 

他はつまんないけど、

この短編だけは異常に好き。

 

そう言って貰えたら感無量です。

 

 

多くの人を満足させる様な作品を書く事など私の技量では不可能だと悟った結果です()

 

ここら辺りで漸く私の作風が出来上がったように思います。

 

また、短編に関してはフォロワーさんのTL上でメインとならない陰日向の雑草的な在り方を心がけてもいます。

 

TL上のツイートを長い本の頁に例え、私の短編がその栞となる感じです。

 

栞って余りマジマジと見ませんが、意外と凝った物が結構あります。

ふとした時に目を向けてみたら、結構面白かった。みたいな印象を受けて下されば。

 

 

意味を一つ知らないだけでこんな有り様になるとは思ってませんでしたが、結果的に良い方向に流れた気がします。

 

あのまま中編と作品の傾向に拘りを持ち続けいたら、あの時短編を書こうと思わなければ、今こうして変態短編師()としての自分は居なかったでしょう。

 

挫折を教えて下さったのも、私の作風が出来上がったのも界隈の皆さんのお陰です。

 

本当にありがとうございます。

 

 

もしも短編を書く上で悩みとか分からない事があれば多少なりとも質問箱等でお答え致します。

 

恩返しとまではいきませんが、お力になれればと思っています。

 

 

それでは今回はこの辺で。

また書きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

37。短編の沼2

お久しぶりです。Ryoです。

 

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先日上げた短編について書いた36。のブログがかなり多くの方々に読んで頂けた様で凄く驚いています。

 

短編に関心を持っていらっしゃる方が想像以上に多い事を感じました。

 

私ごときのブログを読んで下さってありがとうございます。

 

前回のブログに書ききれなかった事を今回は書いていこうと思います。

全部は書けないので画像についてのみです。

 

前回同様、気が向いたらお読み下さい。

又、あくまでも私個人の考え方です。

 

 

 

 

 

 

 

 

一度使った画像は二度と使わない。

その理由は前回載せたものの他に2つあります。

 

TLを眺めた際、目が向くのはツイート文よりも画像なので、同じ画像で書くと読者が別の短編だと気付かない恐れがありそうだから。と、

 

私の性格が「妥協しがち」で同じ画像で複数書けるという状況下だと真面目に考えようとしないからです。

 

妥協を自分にさせない様に

「同じ画像は使えない = この画像で短編を書けるチャンスは一度きり」

と考えて短編を書いてます。

 

 

 

 

 

続いて、画像を選ぶ際に考える事(どんな画像を選ぼうとするか)です。

 

私は

・「日常的で自然な短編」に相応しいもの

・前回記述した「組み合わせ」の自由度が高いもの

この2つを満たす画像を選ぼうとしていて、以下の項目で選別します。

 

 

 

 

①目線で選別

 

カメラ目線は「画像の手前側に居ると思われる描き出す主人公(又は読者)と目が合っている」と考えるのが普通ですが、

 

私は目が合えば会話は自然発生すると考えているので目が合っているのに会話が無ければ不自然に思ってしまい、カメラ目線の画像で短編を書く場合には会話を入れなければいけない気がしてしまいます。

 

会話という縛りが無いと感じるので、カメラ目線ではない方を選ぼうとします。

 

 

②距離で選別

 

画像を見た時に感じる被写体との距離は、イメージする物理的な距離がそのまま関係性の距離に反映されると考えています。

 

人間は相手によって踏み込める心の距離に差があります。物理的な距離もです。

 

被写体のドアップの画像は、かなり親しい関係性の家族、彼女、幼馴染あたりに限定され、見ず知らずの人や職場の同僚などでは成立させられず、

 

また、そんな顔を近づけた状態での会話は、大体が同じ様な愛の囁き(?)的なものになりがちで私の様な発想力の乏しい人間にはバリエーションを増やせません。

 

遠過ぎるものも同様に名前を叫んで呼ぶ場面になりがちであり、また距離が遠い状況では画像の写りも悪く被写体を判別し辛くなります。

 

これらの事を踏まえ、場面の幅が広くなる、近過ぎず遠過ぎずな距離がある画像を選びます。

 

 

③服装で選別

 

被写体が日常的で一般的な服装(化粧)のものを選びます。

 

イベント事の時にしか現れない和服姿やコスプレの場合は、あまりにもコスプレ感のキツい感じであれば除外します。

 

歌の衣装についても、被写体のメンバーを短編内で自然に表現すると「本人」以外無さそうなので除外します。

(本人との恋愛を裏方で秘密裏に…みたいな場面であれば逆に自然ですが)

 

下着姿はやたらと卑猥な感じが出てしまい事前事後付近の場面に、水着姿も海やプールといった水周りの背景でなければ不自然になりそうという事でほぼほぼ除外します。

 

 

 

④ポーズで選別

 

基本的にポーズをとっている画像は除外します。

 

ピース等のポーズには、それ自体に非日常感があり、日常の中で自然にポーズを取る場面を考えると写真撮影時の場合がほとんどで、他の項目と比べても極端に場面が限定されます。

 

よって、被写体が明らかにポーズを取っている画像は除外します。

 

 

⑤背景で選別

 

「日常」が念頭にあるので日常感のある背景のものを選びます。

 

非日常感のある握手会会場内の隔てや何も無い壁等は、前回のブログに記述した「組み合わせ」を行おうにも、写っている背景と短編に織り込む人物や場面の背景とを掛け合わせる事がかなり困難の為、ほぼ除外します。

 

写っている背景の種類の他、ピントの合い具合も考慮します。

 

A.見た瞬間に

何が写っているかが直ぐわかるもの

 

B.ピンぼけしているが

何が写っているかが判別できるもの

 

C.完全にピンぼけしてて

何が写っているかわからないもの

 

短編の文章に起こす場面の人物と背景の割合が変化するのでこの三段階に区分してます。

 

先述した人物との「距離」と同じく背景にも「距離」があり、ピンぼけがキツくなる程遠く、はっきり見える程近い背景です。

 

短編に起こす場面内の背景の重みというか、背景が近いもの程その背景ならではの短編にする方がより自然になると考えています。

 

画像を「主人公(読者)の視野」としてみる。と言った方がわかりやすいでしょうか。

 

その場面に於いて、メンバーだけを見ている(背景に意識が向いていない)か、それとも景色全体を見ている(景色の中にメンバーを見ている)かの違いに近い感じです。

 

画像内の背景と人物に明らかな異質感や違和感(その場所に服装がマッチしていない等)が無ければABCの選別に差はありません。

 

 

⑥文字

 

文字が入っていると短編の文章と画像の、言わばシンクロ率が落ちる様に感じるので文字の入っていないものを選ぶ様にしていますが、

 

現在はアプリで文字を消す事が可能になったので短編に使いたいなと思ったら根気よく消してます。

 

消せそうにない場合は除外します。

 

⑦画質で選別

 

あまりにも画質が粗いとリアリティが阻害され、短編自体の質も落ちる様に思える為除外します。

 

一度しか書けないので画質は特に良いものを選ぶ様にしています。

 

 

⑧モバメ画像

 

言語道断で除外対象です。

間違えて使用した場合は、判明した瞬間に短編を即削除します。

 

 

⑨完全画像

 

2年以上短編を書いてきて、出逢ったのは2枚程の画像としての完成度が他の画像とはまるで違っていて、かなり良い画像であるのに短編に使用出来ない画像です。

 

文章を寄せ付けないというか、「組み合わせ」を行うとどんな組み合わせにも対応できる様でどの組み合わせにもマッチしてくれません。

 

「0字短編」とも言えそうな、その画像だけで全てが完結していて、短編を書こうとした事を申し訳なく思う程完璧な画像です。

 

選んでも使用出来ないので除外します。

 

 

 

以上の9つの項目で選別しています。

 

同じ画像を使わない様にしているので、書けば書くほどこれらの選別で選べる画像が減って来ている様に感じています。

 

画像を探すだけでも一週間悩む事もしばしば。

 

やっぱりこだわり過ぎなんでしょうか…

 

 

 

 

読んで下さってありがとうございます。

 

他の事についてはまた機会があれば書こうと思います。

 

それでは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

36。短編の沼

こんにちはこんばんは。

 

いつの間にか「短編の人」っていうイメージが定着してしまってるRyoです。笑

 

タイトル通り、今回は短編について。

 

現在までに幾つ書いたかはもう数えてないので分かりませんが、モーメントの数からしておそらく1000個ぐらいでしょう。

 

短編書き始めた頃はこんなに書くつもりはなかったんですが…ストーリー構成が必要な中編や長編が不得意な私なので、多分瞬間的なワンシーンを濃密に書く短編が合っていたんだと思います。

 

 

短編は書いてて凄く楽しいです。

 

一つの短編を書きあげる時間はまちまちで、5分とかからないものもあれば、1ヶ月悩んで漸く書き上がるものもあり、中には結局書けなかったものもあって。

 

 

 

今回は私が短編を書く時の裏話的な事も書こうと思います。気が向いたら読んでみて下さい。

 

 

 

 

 

最初の画像選び。一度でも短編で使った画像は二度と使わないというのが一番のポリシーというか縛りというか。

いろんなシーンを短編で描き、それぞれを唯一無二のものにしたいからです。

 

 

 

画像を選んでもすぐに文章には移らず、画像をじっくり見て考えます。

 

バラエティ番組で偶に「画像を見て一言」的なコーナーがありますが、短編は似ている様で似ていません。一言ではないですしね。

 

それに短編に使う画像は、画像だけど画像ではありません。

画像は縁を窓枠とした三次元の空間と一次元の時間を覗き込んでいるものだと私は捉えています。

 

そうすれば画像に写っているものだけではなく、その窓枠に頭を突っ込めば写っていないものも見えてきます。

 

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例えばこの小坂菜緒

海を背景にして目線は右方向。

 

この角度からでは小坂さんの目線の先が見えませんが確実に何かがあります。

 

ここで頭を突っ込みます。

まぁ要は見えているものをヒントに、そこにあって然るべきものを連想する訳です。

 

「海」→「船」「海鳥」

 

こんな感じですがコレだと普通ですね。

それに小坂さんは冬服を着ています。

ですから「冬の海」か「寒い日(時間帯)の海」という所からの連想を始める事になります。

 

 

こうして空間と時間を連想していき、あらゆる組み合わせを探し出し、

 

“どういう場面ならば、
自然とこの画像になるのか?”

 

を目指します。

 

別の言い方だと

 

“短編の文章を書く上で始発点となる画像が、

文章の終着点になる”


ですかね。

 

物体の組み合わせだけではなく、もちろん被写体との関係性も組み合わせに織り交ぜて探し出します。

 

彼女か妻か、それとも幼馴染か見知らぬ女性か。

肩書きも関係性も物体との組み合わせ次第では全く違う短編になります。

 

ここが先述した時間が掛かる掛からないの差が生まれる所です。

ベストな組み合わせが見つからなかったら書けず仕舞になってしまいます。

 

組み合わせが決まり次第、漸く短編の文章に移っていきます。

 

1ツイートの文字数は140字。

 

この140字を埋める上で一番大切にしているのは、読者が初見でスラスラ読めて一発でその場面を頭の中に描ける140字にする事です。

 

初見で読む時に突っ掛かると短編の魅力は半減します。(当社比)

 

簡単に言えば読み難い表現や書き方、難しい単語を避けます。

 

私の短編は概ね日常のワンシーンなので日常的に使わない単語は入れません。

敢えてウケ狙いとして使う時もありますが。

 

そして句読点の「、」「。」「…」などを平仮名が連続して読み難い所や読む際にワンテンポ入れたい所に使ってます。

 

特に「…」は台詞の表現に於いて欠かせないものです。

例として返事の「うん」に「…」を混ぜると

 

「…うん」

「う…ん」

「うん…」

 

それぞれが違った台詞になります。

上から妥協、迷い、不安(他にもあります)のニュアンスを読者側へ伝えられます。

 

文字数が限られているので、たった1文字で表現出来る文字「…」は凄く重宝します。

 

そういえば名探偵コナンの漫画の吹き出しの中の台詞の末尾って99%以上「…」ですよね。

音を持たない文字ですが、あるのと無いのとでは全然違います。

 

話が逸れてしまいましたが文字に関しては他にも色々あります。

 

結構見かけるのですが「何してるの?」と「どうしたの?」の言葉が入った短編。

この二つの言葉はおそらく短編においては不要です。

 

そもそも短編が「何をしてるのか」「どうしてるのか」を表現するものなのでわざわざ書く意味がありません。

 

又、画像に写っている被写体の名詞もほぼ不要だと思っています。

 

画像を見ればわかるものは基本的に文字に起こす必要がなく、台詞に於いても被写体のメンバー名を呼ぶ台詞を入れなければどうしても関係性や雰囲気が伝わらないと思った場合にしか書きません。

 

日常会話、それも関係性が近しいとそんな頻繁に名前呼んだりしませんよね?

特に一対一の会話では名前を呼ぶ(言う)事はほぼありません。「ねぇ」「なぁ」ぐらいでしょう。ですので文字数削減の為にほぼ書きません。

 

140字を必要な文字だけにして無駄を無くし、

 

スラスラ読めるか。

初見で関係性は伝わるか。

情景は見えるか。

誤字脱字は無いか。

 

書き上げてからツイートするまでその短編を客観視して読者目線で何度も読み返します。

 

自分が書いたものなので先入観から必要な単語や文字が欠けている事によく気付きます。

 

そこでまた修正し、書き直すと文字数がオーバーしてしまって同じ意味で文字数の少ないものに書き換えて…と延々とループ。

 

で、10回読んでも違和感無い様ならツイートボタンを押します。

 

ここまでがざっくりと私が1つの短編を書く1サイクルで、平均すると2日間ぐらい?だと思います。

 

 

…長いですねぇ…

たぶん短編にこんな馬鹿げた時間費やしてるのは私だけでしょう…

 

他の方の様に才能が無く、頭の回転も遅い私なのでより時間が掛かってしまいます。

 

他の方が既に書いてしまっている画像で書く場合は奇を衒って全然違うものにしたくなるので更に時間が掛かったり…

 

でも書き終えた後の満足感は良いものです。

いっぱいいいねが来ると更に。

書いてよかったなと毎回思います。

 

改めまして、いつも読んで下さってありがとうございます。

 

 

 

このブログを読んで私の短編について他に何かあればまた質問箱に書いて下さい。

お待ちしてます。

 

 

 

また書きます。

 

それでは。